温かい体温




「さむ」
ちゃん、大丈夫〜?」
「はい、大丈夫ですよ」

本日大寒波。
それなのに何の因果か空調が壊れて・・・
今は、一部の隊員達が開発班に集まっている。
お酒飲んでたりとわいわい騒ぎになってるけど。
お酒が飲めない私には、毛布でしか暖が取れない。

さん」
「んー、寒いね。眠いねぇ・・・」

隣に座る城が私の体を揺する。
だけど、日勤だった私の睡魔はそろそろピークで。

「眠い・・・ね」
さん?」

凭れるには丁度いい。
温かい体温を感じながら、そのまま睡魔に引きずられていった。






「あら〜、ちゃん寝ちゃったね」
「日勤でしたからね」
「女の子・・・」
「ウエポンの言いたい事は何となく分かった」
「城、役得だね」

役得か。
確かに言われてみれば、役得なんだろう。
その人柄で、隊員から慕われている彼女。

「ん・・・・」

今は俺に凭れながら寝息を立てている。
柔らかい感触から伝わる温かい体温。
空調が壊れたのは災難だったけれど、こんな事があるならたまにはいいかな。

「あ、空調直ったみたいだよー、よかったぁ!」
「そうですね」
「城ちゃん、しっかり連れて行ってあげてね」
「・・・・・」

他人事だと面白そうに言うアレクさん。
俺の困惑した顔を見てニヤリと笑うと、


「違う人が運んでもいいの?」
「・・・・・・分かりました」

そう言われれば返す言葉もなく、結局彼女の部屋まで運ぶ事になった。





















メモ
運ぶ以前に起こせばいいですよねって☆
ちなみにアレク・ウエポン・冠さん・マーティ・城。
誰がどの台詞かって分かります??

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