至福のとき



明け方、は目を覚ました。
起き上がろうとしたが、長太郎に抱きしめられている為起き上がれない。
仕方なくは、起こさないようにそっと腕を解き、ベッドを抜ける。
傍にあった長太郎のシャツを羽織る。




窓を開けると少し冷たい風が吹く。
ふと、ベッドの軋む音がしたかと思うと、いきなり後ろから抱きしめられた。

「風邪、引きますよ?」
「長太郎?ごめん、起こしちゃった?」


いいえと首を振る長太郎。
よかったと笑う


「まだ、時間あるしもう一回寝直す?」
「それもいいですけど、俺はこーしてたいです」

ぎゅっとを抱く腕に力を込める。

「じゃぁ、こーしてよっか」
「はいっ」

はゆっくり振り返る。

二人の視線が合う。

「大好きです」
「私も、好きだよ」

ぎゅっと長太郎を抱きしめる。
長太郎の温もりが伝わってくる。












あぁ、至福のとき









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