未来を見つけて 02






マーティに出迎えられ、国会議事堂に向かう。
今日から自分の仕事場となる場所に。
向こうに着くまでに、久しぶりにマーティと話した。


ロスのこと

親友のジュリアンのこと

日本のこと

隊長となる石川さんのこと


「着いたよ」
「やっと着いたか〜」
二人は、正面ゲートを通り、入り口に向かう。

「隊長、ロスからの隊員連れて来ました」

入り口に向かう間、マーティは隊長に連絡をとっていた。
は物珍しげにキョロキョロと周りを見渡している。
そして目に入るのは、伸び伸びと仕事をしている隊員達
誰一人として、嫌な顔をしている者はいない。

「素敵ね」

一人呟いて、小さくクスッと笑う。

っ、中に入るぞ」
「あ、うん!」

マーティを追って、も館内に入ろうと歩き出した。






ドォン!!!!







の背後で大きな爆発音がした。
爆音と同時に、右腕に痛みを感じた。
なんだろうと見てみると、何かの破片がの腕を掠ったらしい。
おまけに出血までしている。

ッ」
「エヘ、どじっちゃった」
「エヘ、じゃないだろ!ったくッ」
「何?テロ?」
「そうみたいだな」

クイッと顎で指す。
指された方を見ると、隊員達が捕まえているところだった。
その光景を見ていると、危ないッ!と言う声がした。
捕まえ損ねたテロリストがに向かってくる。

ッ」
「大丈夫!」

言うか否や、テロリストに飛び蹴りを食らわす。
グワッと呻き声を上げ倒れる。

「よしッ!」

パンパンとスカートについた埃を払っていると、背後から声がした。

「スカートで、とび蹴りはないんじゃないか」

振り返ると、クスクスと笑いながら一人の男が立っていた。

「どなたですか?」
「誰だと思う?」
「ん〜・・・あ!貴方が隊長さん?」

のその答えに、西脇は声を上げて笑った。


















04/10/24 (06/11/19 加筆修正)



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