In ロス
「ッ！」
「ジュリアン！？」
「はぁ〜間に合った。はい、お守り」
「ありがとう！・・・指輪？」
「私とお揃い。日本でも頑張んのよ？」
「ありがとう！大事にするね」
お互いにギュっと抱き合い最後の挨拶をする。
「ビリーさんや、マーティによろしくね〜！」
「行ってきまーす！」
そうして私、は日本に向けて出発したのでした。
目指すは、８代目隊長・石川率いる国会警備隊だ。
In 日本 空港
「着いたっ」
は荷物を持ち、迎えに来ているであろう人間を探した。
「っ」
「ん？あ、やっと見つけた〜」
「見つけたのは私だ」
「あぁ、そうだね〜」
「まったく、冬子は相変わらずだな」
「マーティもね。元気そうでなにより」
そう言って、軽く抱きしめる。
それに応え、マーティも抱き返す。
とマーティは同期で、幼なじみ。
物心付いた頃から二人で警備隊を目指していた。
ライバルでもあり、お互いよき理解者なのだ。
「さて、挨拶もすんだし行こうか」
「うん！」
荷物を担ぎ直し、は歩き出した。
04/10/21 （06/11/19 加筆修正）
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