「ほら、ランボ、姉さんに謝れ」
「お、おれっち悪くないもんねー!」
「ランボッ」
「綱、いいよ」
「姉さん」
「そんな心配するほどのケガじゃないし」
「骨折のどこが、心配する程なんだよー!」





-------------------------------------------------------------守りたかったの





「ランボ、ランボ」
「ラ、ランボさん・・・悪くないもんねー!」

手を伸ばして、頭に触れる。
一瞬震える小さな体。

「そうよ、私が勝手にした事だから、ランボのせいじゃないよ」
「姉さんっ」
「う・・う・・うわぁぁぁん!ごめんなざいー!」
「ったく」

泣きじゃくるランボを優しく抱き上げる。

「泣かないで、ランボ」
「うぇっ!は・・お、怒ってな、い?」
「えぇ、私はランボを守れて幸せよ」

そう言うと、また大泣きして。
数分後、彼は泣きつかれて眠ってしまった。








その日の夜。

小さな爆音が聞こえて数分後、扉が開いた。

「ランボ?」
「お久しぶりです、さん」

眠そうに欠伸をしながら、彼が来る。
そして、表情を曇らせた。

「それは・・・」
「あぁ、これ?これはね、名誉の負傷」
「名誉の負傷って、オレを庇って出来たものでしょう?」
「そうよ、だから名誉の負傷」
さん・・・」

痛々しいぐらい心配した表情で、傷を見る。
ギシリとベッドが軋み、ランボが隣に座る。

「ランボ」
「すみませんでした」
「ランボ?」
「オレのせいで、こんなケガ」
「ランボ、私は幸せよ?」
さん」

大きな体で、今にも泣きそうな顔。
しょんぼりした肩に頭を乗せる。

「貴方を守れて、よかった」
「・・・さん、未来で同じ事言ってますよ」
「あら、本当?」
「えぇ、『オレを守れてよかった』って」
「未来でも私はランボの隣にいるの?素敵ね」
「もちろん、オレが放しませんから」
「まぁ」

顔を上げて、一丁前に格好いいセリフを言う彼に、大きくなったんだなぁと関心する。
そして、極上の言葉を告げる。

「ランボ、愛してる」

照れ笑いして、同じ言葉をそっと耳元で囁く愛の言葉。


「Amare」

















メモ

なんだか、書きたい事が色々あって;

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