夏の終わり
二人でどこに行こうか
自転車に乗って




二人で



「おはようっ!ごめんね、わざわざ迎えに来てくれて」

ガチャっと玄関を開け、長太郎に近づく。

「おはようございます!気にしないでください。俺が好きでしてることなんで」

サラッと恥ずかしい事を言う長太郎。
そのたび顔を赤くして、しどろもどろになる

「う〜あ〜そのッ、あ、あれ、今日自転車で来たんだッ?」
「あ、はいッ」
「じゃあ、うちに自転車置いて行く?」
「いいですよ、それに歩くより自転車の方が早いでしょ?」
「それじゃあ、私も持ってくるから待ってて」
「あッ、先輩はここですッ」

そう言って長太郎が指を指したのは、自転車の荷台だった。

「え〜〜〜〜ッ!!二人乗りするの!?」
「そう、ですけど・・・ダメですか?」

の叫び声にシュンとしてしまう長太郎。
そんな長太郎を見て、慌てて弁解する。

「あッ、嫌なんじゃなくて・・・びっくりしたから」
「よかったッ!じゃあ早速乗ってください!」

ニッコリ笑顔で言われては断れない。
は、観念し荷台に座った。しかも横座りで。

「しっかり掴まっててくださいねッ」
「う、うんッ」

は、長太郎の腰にしっかり抱きつく。
自転車を漕ぎ出し、少しずつスピードが出てくる。
風が気持ちよくて、長太郎の背中が優しくては切なくなった。

先輩っ、着きましたよ」
「うわっ、広い公園だね〜ッ」

やって来たのは森林公園。

「以外に早く着いたね」
「そうですね。あ、あそこ座りましょう」

と、長太郎が指したのは大きな木の根元だった。
二人で木の根元に座る。
日陰で涼しかった。

先輩、来年も来ましょうね。もちろん、二人で」
「・・・・長太郎」
「来年も再来年もその次の年も、ずっと一緒に」

涙が止まらなかった。
上手く返事ができず、ただ頷くことしかできない。
そんなを、長太郎は優しく抱きしめる。

「好きです」
「わ、たしも・・・好きだよっ」
「ずっと一緒にいてください」
「うんッ」















来年の夏も二人で来ようね
また、自転車で二人乗りして











あとがき------------------------------
相互記念&お返しに理衣さんに捧げますv
彼女で甘ということでしたがいかがでしょうか(汗
期待に添えていると嬉しいのですが・・・
拙い文ですが貰ってやってくださいませ!
それではこれからもよろしくお願いします^^
                
圭 (加筆修正 05/11/15)


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