Canon
水の中に夜が揺れてる
哀しいほど静かに佇む
「おい、その歌」
本を読んでいたイザークが、顔を上げる。
「うん、ラクスの歌」
「お前が歌うと、イメージが変わるな」
神妙な顔をして、イザークが言う。
「それは、下手ってこと?」
「そうは言ってないだろ。曲のイメージが変わるって言ったんだ」
「彼女、好きにならないでよ?」
のっそりと、イザークに近づく。
すると、怪訝そうな顔をして、
「なるわけないだろ。第一アイツがいる」
「キラね。じゃ、イザークには?」
「・・・・・・貴様、それが目的か」
「まさか」
眉を吊り上げるイザークを見つめる。
数分後、深い溜息と共にヤケクソになった彼の声。
「俺にはがいる。これでいいのか!」
「ありがとう、大好きイザーク」
メモ
イザーク大好き!!
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