place in the sun. 3









「おい、アスラン」
「なんだ、イザークか。何か用か?」
「お前の婚約者、ラクス・クラインだったよな」
「あ・・あぁ、それがどうしたんだ?」

一瞬面食らったこいつの顔。
言いたくないが、そうも言えない状況になっている。

「それじゃ、・クラインは知ってるか」
って・・・ラクスの妹か?」
「あぁ」
「そりゃ少しは知ってるけど・・・ってなんでイザークがそんな事聞くんだよ」

怪訝そうな顔で聞き返してきやがる。
だから、こいつに話すのは嫌なんだ。
けど、クライン家の事ならこいつの方が詳しそうだし。
あぁ、くそッ!

「俺の・・・婚約者なんだ」
「・・・・誰が?」
・クラインが」
「・・・・・・・・・・冗談だろ?」
「貴様、冗談でこんな事言えるわけないだろうッ!」
「わ、悪い」

殴り飛ばしたいぐらいの衝動に駆られる。
が、そんな事したら後々面倒になる。
今は怒鳴るだけで留めておいてやる。

「けど、なんで」
「知らん!母上から言われたんだ。今日から貴方の婚約者はクライン議長の娘よってなッ!」

あぁ、いつ思い返しても腹が立つ!
大体、何でこいつと同じなんだッ?
母上も母上で勝手に承諾するし!

「理由はともかく、彼女はいい子だよ」
「どんな」
「どんなって・・・・大人しい感じだったかな」
「だったって、貴様知ってるんだろッ?」
「知ってるけど、そんなに親しい訳じゃないから」

あぁ、まどろっこしい!
こいつに聞いたのは間違いだったかもしれんッ

「取り合えず、大人しい女なんだな」
「あぁ」
「分かった」

少しは役に立ったか。
あぁ、忘れる所だった。

「貴様、今の話し誰にも言うなよ」
「あぁ、分かってる」

くそぉッ、やっぱりこいつには言うんじゃなかったッ!


















メモ
短ッ!
イザークとアスランのお喋り

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